お葬式は誰のもの?

97歳の祖母が2022年10月17日に生涯の幕を閉じました。
この記憶を記録にしておきたいと
ブログを書いています。
この夏から体調を崩し、2年ほど前からは
なかなか一人での生活もしんどくなり
ご近所の皆さんに助けられながら生活をしていました。
母も気づけば2年一緒に住みました。
このような形になりましたが
最後に一緒に住むことができて
良かったなぁと思うのです。
さて祖母は戦争時代を体験してきたからこそ
家の中はモノで埋め尽くされていました。
戦争当時は本当にモノがなくて本当に困ったのだそうです。
2年前に帰った時は、まだ元気だった祖母と
食器を一緒に整理したのは、今では良い思い出になりました。
「もう戦争はないからね」と言っていたのですが
世界情勢は常に変わるもの。
今は戦争が行われる時代になりました。
余談ですが、これからは物が手に入りにくい時代になるのでは
ないだろうかと感じています。
本当に料理が大好きで、味付けがうまく
たくさんの人に手料理を振る舞ってきた祖母でした。
正直なところ、私は料理は全く得意ではなく
爪の垢でも煎じて飲みたいところでしたが
もうすでに骨になってしまいました。
また生前は教師になりたかったと言っていました。
それでもこの人生で様々な人を導いて来たのではないかと
思います。弔問に訪れてくださる方のお話を聞きながら
そのように思いました。
この祖母が霊的な修行をした祖母です。
お不動さんが大好きで毎月20日には
お不動さん参りを欠かさず、
色々な方のお参りをしていました。
また、石鎚神社にも足繁く通い
神様のお陰もたくさんいただきました。
70代の頃、交通事故にあいました。
車のミラーがほおに当たり
道の溝にはまってしまいました。
打撲で骨折にはならず。
本当にホッとしました。
その翌日に神棚のロウソクの台に
(ロウソクのロウはどうやっても垂れない位置)
ロウソクでむが童子(人間の形)のようなものが現れ、
2度確認し、その時はあってへぇとビックリし
3度目見たら
跡形もなく消えていたそうです。
「きっと身代わりになってくれたのだ」
「お知らせしてくれたのだ」
と何度も何度も話していました。
記憶力は家族の中でピカイチです。
先日ご縁のあったセミナーで
お会いした元看護師で
現スーパーケアマネージャーさんの
お言葉に衝撃を受けました。
「生き様は骨に現れる」
祖母がお骨になった時
私は衝撃を受けました。
頭蓋骨の形はぐずれ
ある場所の骨はほとんど無くなっていたのです。
(ケアマネさん曰く、骨が溶けるという表現をされていました)
骨粗鬆症になった骨は茶色で非常にもろく
お箸で触るとすぐに崩れました。
元気な骨はちょっとやそっとでは崩れません。
孫の特権で、「おばあちゃん触らせてね」と
色々とお箸で触ってきました。
これも祖母の死を通した体験です。
家族も父の時は綺麗に骨が
頭から足先まで残っていたので
衝撃を受けたようです。
60代と90代で約30歳の違いがあります。
甥が和歌を詠んだのですが、
「大往生 獅子奮迅の人生譜
白寿の顔は 眠るがごとし」
まさにその通りでした。
(白寿までは後少しでしたが、
ほぼ白寿と言うことで^^)
亡くなった時に、自然に歌が浮かんだそうです。
甥は四国八十八ヶ所を周りその体験記を本にしています。
長いので明日に続きます。