お葬式は誰のもの?No2

祖母は生前の意思により
在宅介護で最後は亡くなりました。
最後の10日間は、お医者さん、看護師さんの
訪問看護を受けました。
本当にありがたかったです。
亡くなってから、体を拭くのですが
看護師さんとご一緒にさせていただき
「おつかれさまでした」
「良くがんばったね」
のような声かけをしながら
体を拭いてくださったのが
印象的でした。
生きているように大切に扱って
いたいた印象があります。
本当にお世話になりました。
祖母がお世話になったケアワーカーさんより
「この歳まで病院にお世話にならない人は珍しい」
「病院にいたら亡くなるまで、きっと会えなかった」
という言葉を聞いて、言われてみたらそうだなと
思えたのです。
手を握ったり、色々とサポートをしたり
(サポートのメインは母でした)
四六時中、気になったら顔を見たり、話しかけたり。
とても短い間でしたが、濃い時間になりました。
時折天井を見上げたのですが、
茶色い格子柄の天井を見上げるとホッとしました。
「何があっても、家で最後を迎える」
と祖母の強い意志があったことで
家族は迷うことなく覚悟が決まりました。
会いに行って、3日後に亡くなってしまったのですが
それまでに少し会話もできましたし、
アイコンタクトも取れました。
最後まで頭はしっかりしていました。
仕事のスケジュールや本の執筆をしている関係もあり
「このタイミングでなら帰れる」
「会いに行くなら、このタイミングしかない」
なんとかそれまでは何とかと
毎日祈りながらヒーリングをする日々でした。
正直なところ祖母の状態によっては
スケジュール変更をする必要が出てくるかもしれないと
思っていたのです。
長いので明日に続きます。
*祖母が家から旅立っていた直後の写真です*